八丈島ひとり旅:海と緑に癒やされる3泊4日の島時間
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羽田からたった55分で行ける、東京の南にある小さな島・八丈島。 2023年の春の終わりに、ひとりで3泊4日の旅をしてきました。
電動自転車でのんびりと島をめぐり、八丈富士にも登った今回の旅。 女性ひとりでも安心して過ごせる、八丈島のやさしい魅力をお届けします。
八丈島ひとり旅の行程マップ
八丈島での3泊4日の旅で訪れたスポットをマップにまとめました。
1日目:羽田から八丈島へ、島の空気に包まれる
朝、羽田空港からANAの便で八丈島へ。

羽田空港を離陸したばかりの機内から見た海と飛行機の翼。約55分のフライトで、あっという間に南国のような島へ到着しました。

空港を出るとすぐに、心地よい潮風と青々とした山々が迎えてくれます。レンタカーやバスもありますが、今回はのんびりと徒歩で最初の宿へ向かいました。

ヤシの木が並ぶ道を歩くと、南国気分が高まります。曇り空ですが、ときおり小雨がぱらつく程度でした。

島内の道路は整備されており、歩いて回るにも快適です。

車が並んでいるのがスーパーマーケットです。お茶と軽食を買っておきました。
八丈島にはコンビニがないため、スーパーでの買い出しが基本。営業時間には要注意です。

やっとホテルに着きました。チェックイン後はのんびりと部屋で過ごしました。

初日はほとんど移動のみ。周囲を軽く散歩して、翌日の予定を考えつつ早めに休みました。雨もあり、この日は部屋で静かに過ごす夜となりました。
2日目:朝食後、自転車で八丈富士登山に挑戦
ホテルの朝食はシンプルながら美味しく、旅のスタートを気持ちよくしてくれました。
朝食と出発準備

ホテルの朝食はビュッフェ形式。和洋織り交ぜたメニューを自由に選べるのが楽しいです。

ヨーグルトやゼリー、コーヒーで朝のひとときを締めくくります。
電動自転車で島内探索
この日は電動自転車をレンタルして、八丈富士の登山口を目指します。

港の近くの高台にも立ち寄りました。島の美しい景色を一望できます。

これから登る予定の八丈富士が見えます。雄大な姿に期待が高まります。

レンタルした電動自転車で島内を走ります。坂道も電動アシストのおかげで楽々進めます。

途中から砂利道もあり、電動自転車とはいっても坂道はかなりハード。登山口までも冒険です。

すでに見晴らしがよく、こんな高いところまで自転車で登れました。島と海の絶景が広がります。
八丈富士登山
自転車で登山口までなんとか登って来れました。ここから、いよいよ徒歩で登山開始。

登山口のところに車や自転車を停められるスペースがありました。ここから歩いて八丈富士を登っていきます。

登山道はそれほど広くありませんが整備されており、階段が続きます。案内板もあるので安心です。

ずっとずっと階段です。ゆっくりとしたペースで山を登っていくと、次第に見晴らしの良い景色が広がってきます。

やっと中腹くらいでしょうか?遠くまで見渡せる絶景ポイントです。

振り返ると美しい海と島の景色。高度が上がるにつれて、景色も格別になります。

どうやら山頂らしい場所にたどり着きました。山頂付近は雲に覆われていて、完全に雲の中にいる状態で視界が悪く、土もかなりぬかるんでいて、さすがに心細さを感じました。

山頂では、あまり景色を楽しめませんでしたが少し下ると、また晴れてきました!

下山途中の眼下に広がる島の風景と海を一望。登ってきた疲れも吹き飛ぶほどの絶景でした。
島内散策と次の宿へ

登山後は再び自転車で牧場へ立ち寄ります。牛と海と空が一体になった爽快な風景が広がります。

八丈島空港を見下ろせる展望スポットにも立ち寄りました。飛行機の離発着が間近に見えるレアな場所です。
この後は、空港近くのフリージアまつりをちらっと見に寄ってから、自転車を返しました。

泊まっていたホテルに荷物を預かってもらっていたので、荷物を受け取ります。 すっかり晴れていてホテルの内側からも海が見えて、南国感満載な景色です。

バスで次のホテルへ移動します。

まだ明るいうちにチェックイン。部屋も十分な広さがあって快適です。

チェックイン後はホテルのレストランで夕食。新鮮な島の食材が並びます。

にら入り味噌汁が印象的でした。島の食材を使った料理は格別です。
3日目:雨の中、静かな島歩きと海辺のひととき
朝目覚めると、外はしとしとと雨の音。 窓の向こうに見える濃い緑が、しっとりと濡れていました。

宿の朝食は、焼き魚に味噌汁、小鉢が並ぶやさしい和定食。 雨の日の朝にぴったりの、あたたかいごはんで一日が始まります。
廃墟のような建物に出会う

食後、傘をさしてGoogleマップを頼りに歩いていると、ふと道の先に古びた建物が現れました。 地図上ではホテルと表示されていましたが、近づくとすでに営業していないよう。 静まり返ったその場所には、どこか不思議な雰囲気が漂っていました。
「こんなところに…?」と少し足を止め、すぐにまた歩き出します。 曇り空の下、雨の音だけが耳に残りました。
海を望むカフェでひと休み

雨宿りもかねて立ち寄ったカフェ。 大きな窓の向こうには海が広がっていて、晴れていたらきっと最高の景色だったのでしょう。 静かな店内で、熱いコーヒーを飲みながら、波の音をぼんやりと眺めました。
港町を歩く

港へと続く道は、雨上がりのアスファルトがしっとりと光っていました。 船が並ぶ静かな港、潮の香り、遠くで鳴るカモメの声。 旅の途中にこうして何もせず過ごす時間も、悪くありません。
八丈バスに乗って島を移動

次の宿へ向かうため、港のそばの「神湊」バス停からバスに乗りました。 南国らしいヤシの木と、のんびりとした空気。 車窓から見える海が、次第に晴れ間を見せはじめます。
昼は「銀八」でお寿司を

地元で人気のすし処「銀八」へ。 カウンターに並んだ新鮮な地魚の握りは、どれも身が厚くて美味。 特に島寿司はほんのり甘めのタレが効いていて、旅のご褒美のようでした。
八丈ジャージーのデザート

食後はカフェで、コーヒーゼリーの上にのったソフトクリームを。
このソフトクリームには八丈島ジャージー牛乳が使われていて、濃厚でなめらかな味わい。
ほろ苦いゼリーとの相性がぴったりでした。
海辺を散歩してホテルへ
再び空が明るくなり、海の方へ少し歩いてみました。 階段の先に広がる海は穏やかで、遠くの水平線が霞んで見えます。 旅の終盤にふさわしい、静かな午後でした。

この日の宿は「八丈島プチホテル満天望」。 緑に囲まれたシンプルな部屋で、心からくつろげます。
島の夜ごはん
夜ご飯もホテルで食べました。 広間に集まって1部屋につき1テーブルで食べました。 平日だったからか、やや年配のご夫婦らしい方が多めに見えました。
写真は撮り忘れましたが、評判どおりの美味しさだったことは記憶に残っています。
ドリンクバーもあり、ゆっくりとした時間が流れます。
4日目:青空の下で旅の締めくくり
翌朝はすっきりと晴れました。
朝ごはん

朝食は焼き魚と小鉢、優しい朝の味わい。
お昼過ぎの飛行機に乗って帰るだけなので、
チェックアウト時間ぎりぎりまでホテルでのんびり過ごします。

八丈島空港のこじんまりとした展望台に上がると、貸切状態。
こんなにも晴れ渡る空を惜しみながら旅の終わりが近づくのを感じます。

空港内にある食堂のような「空港レストラン アカコッコ」で、最後の一杯。 初めて食べる「明日葉そば」が、旅の締めくくりにぴったりでした。

飛行機が滑走路を走り出すと、島の緑と海がゆっくりと遠ざかっていきました。
窓の外に見える八丈富士に「また来ます」と心の中でつぶやき、3泊4日の旅が静かに幕を閉じました。
八丈島旅行のポイント
交通手段
- 島内は電動自転車がおすすめ(坂道が多いため)
- バスも運行していますが本数は少なめ
- レンタカーも便利ですが、事前予約がベター
持ち物
- 登山には歩きやすい靴と雨具は必須
- 天候が変わりやすいので、防寒着も用意を
- 日焼け止めと虫除け(夏場は特に)
注意点
- コンビニがないので、スーパーの営業時間をチェック
- 山の天気は変わりやすいので、余裕を持った行動計画を
- 八丈富士の登山口まで自転車で行くのはハードです!
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