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女ひとり旅のメリットとデメリット:7カ国を旅して見えたリアルな結論

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「女ひとり旅って珍しい?」
そう思われる方もいるかもしれませんが、実際はそんなことありません。

私が旅をしてきた中でも、同じようにひとりで旅をしている女性 にたくさん出会いました。
国内でも海外でも、ひとりで自分のペースで旅を楽しんでいる女性は確実に増えています。

1年の間に女ひとりで7カ国を旅した私が、
実体験をもとに「女ひとり旅のメリットとデメリット」をお伝えします。

女ひとり旅のメリット

とにかく自由!

女ひとり自由

ひとり旅のいちばんの魅力は、なんといっても自由です。
行き先も日程も予算も、どこに泊まるかも、何を食べるかも、全部自分で決められます。

誰かと一緒に旅をしようと思うと、スケジュールを合わせるところから一苦労。
仕事や家庭の都合もあって、なかなか予定が合わないことも多いですよね。

以前の私は、平日休みの仕事をしていたため、
土日祝休みの友人とはまったく予定が合いませんでした。
そのせいで「旅行に行けない」と思い込んでいた時期もあります。

けれど、ある日ふと「ひとりで行けばいい」と気づきました。
それが、私の“ひとり旅人生”のはじまりです。
いま思うと、あのとき踏み出さなかったら、たくさんの景色を見逃していたと思います。

誰かと合わせなくていい、好きな時間に好きな場所へ行ける。
それがひとり旅のいちばんの贅沢です。

自信がつく、自分を信じられるようになる

ひとり旅は、決断の連続です。
行き先、交通手段、宿泊先、食事、持ち物。
何から何まで自分で決める必要があります。

ツアーに参加するとしても、そのツアーを選ぶのは自分。
どんな旅にするかを“設計する”こと自体が、自信へとつながっていきます。

時には迷うこともあります。
「行くか、やめるか」「左か、右か」。
どんな小さな選択でも、積み重ねるうちに「自分で決められる」という確信が生まれます。

旅を重ねるほど、日常の小さな判断も怖くなくなる。
それが、ひとり旅がくれる大きな成長のひとつです。

出会いがあることも

旅先では、思いがけない出会いが訪れることがあります。
それは恋愛のような出会いではなく、「人としてのつながり」に近いものです。

現地で出会った日本人の旅人

遠い国で日本人に出会うと、不思議とほっとします。
言葉が通じるというだけでなく、どこか“同じ空気”を感じるからでしょうか。

現地で知り合った旅人の多くは、日本人宿に滞在している人たちでした。
宿で仲良くなり、そのまま一緒に観光に出かける人も多いようです。
私も話を聞いて、「そんな旅の仕方もあるんだ」と学びました。

現地ツアー参加で一緒になった人

海外では、公共交通機関だけでは行けない場所も多くあります。
そういうときは、無理をせずに現地ツアーを利用するのが安心です。

同じようにひとりで参加している人が多く、
ツアー中は自然に会話が生まれやすい雰囲気になります。

以前、ツアーで出会った韓国の女の子が、
スマホの電池が切れて落ち込んでいました。

私は英語が得意ではありませんが、Google翻訳を使って
「私のカメラで撮るよ、あとで送るね」と伝えました。
すると彼女はとても喜んでくれて、二人で写真を撮り合いました。

言葉が通じなくても、優しさはちゃんと伝わる
そのことを教えてくれた大切な出来事です。

女ひとり旅のデメリット

すべてが自己責任

ひとり旅はすべて自分の判断で動くため、当然ながら責任もすべて自分 にあります。
寝坊しても誰も起こしてくれないし、乗り換えを間違えても助けてくれる人はいません。

それでも、失敗も含めて「旅の経験」になります。
慌てず落ち着いて対応するうちに、だんだんと“旅の勘”が磨かれていくのです。

ジェットスターの荷物預け入れ締切に遅れ、予約変更に75$支払い

失敗した瞬間は落ち込みますが、
帰国して振り返ると「あれもいい経験だったな」と笑えるようになります。

ナンパや声かけに注意

宿泊先や空港などで、まれに声をかけられることがあります。
海外ではフレンドリーな文化とナンパの境界が曖昧なことも多いです。

私が宿泊していたホテルでは、スタッフの男性にメールアドレスを聞かれたことがありました。
最初は業務的な話かと思ったのですが、後から考えるとただのナンパでした。

空港でも、荷物検査の列で話しかけてきた外国人男性がいました。
にこやかで感じは良かったのですが、目的はやっぱり“それ”。

幸いにも行き先が違ったため、そのまま別れましたが、
こうした場面では笑顔で 「Sorry, no English.」 と伝えるだけで十分です。

無理に対応せず、すぐ離れる。
それが海外で自分を守るための基本です。

コストが高めになりがち

海外では「1部屋あたりの料金」で宿泊費が設定されていることが多く、
1人で泊まると割高になるケースがあります。

また、タクシーやUberなども人数で割れないため、移動費が高くつきがちです。
そのため、公共交通が整っている国や、物価が安い地域(東南アジアなど)
ひとり旅にはおすすめです。

2〜4人だとシェアできる費用も、ひとりだと全て自分負担。
それでも、行きたいときに行ける自由は何ものにも代えがたいです。

ひとりで寂しい瞬間もある

移動中、レストランでの待ち時間、夜ホテルでひとりになる時間。
そんなときに、ふと寂しさ を感じることがあります。

あらかじめ日本でiPhoneやiPadに本・映画・音楽 をダウンロードしておくと、
空き時間を心地よく過ごせます。
「やることがある」だけで、寂しさはずっと軽くなるものです。

もし寂しくなったら、それは「自分と向き合う時間」でもあります。
無理に埋めようとせず、静かにその時間を味わってみるのもひとつです。

また、遊園地など“他人の幸せが多く目に入る場所”は、
初心者のひとり旅では避けるのが無難です。
あえて「寂しさリスク」に近づかない。これも旅の知恵です。

ひとり旅って、やったほうがいいの?

もちろん、ひとり旅にはメリットもデメリットもあります。
でも、デメリットを超えるほどの魅力があるからこそ、私は続けています。

荷物が重くても、言葉が通じなくても、
その先に広がる景色は、日常では出会えないものばかり。

自宅と会社を往復するだけの日々では感じられない「生きている実感」。
それを思い出させてくれるのが、旅なのかもしれません。

もしあなたが今、「行ってみたいけど、少し不安」と感じているなら、
それはもう、一歩踏み出す準備ができている証拠 です。

大丈夫。世界は思っているより優しくて、旅はあなたを待っています。

私が初めて一人で出かけた島旅は、奄美大島でした。

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著者のプロフィール画像
上月 涼羽
Suzuha Kozuki

ひとり旅好き。国内外をひとり旅しながら、役立つ情報をブログで発信中。ANAのSFC有り。東京在住。

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