女ひとり旅の仙台:2泊3日で味わう、美食と癒やしの時間
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仙台へ2泊3日の旅に出かけてきました。30代女性がひとりででも安心して楽しめた観光・グルメ・松島巡りのコースを、写真とともに詳しくご紹介します。
仙台駅からのアクセスやホテル情報、牛タンやずんだ餅まで、見どころとグルメ情報も満載です。 「ひとりでも大丈夫かな?」と不安なあなたにも、きっと役立つ内容になっています。
仙台旅行、2泊3日の旅程マップ
仙台旅行で巡ったスポットを Google マップにまとめてみました。 地図でざっくり全体の流れを見てから読むと、 旅の雰囲気がもっとリアルに伝わるかもしれません。
仙台 ひとり女子旅 1 日目
仙台の旅が始まります。朝は普段よりもかなり早く起き、電車で上野駅へ向かいます。
7:20 上野駅着
上野駅から、東北新幹線やまびこ 125 号で仙台を目指します。
新幹線チケット情報
- 列車名:やまびこ125号(東北・北海道新幹線)
- 区 間:上野(07:46)→ 仙台(09:38)
- 設 備:指定席
- 割引等:トクだ値 10%OFF
- 支払額:9,600円
「えきねっと」から事前にチケットを予約し、モバイル Suica との連携も済ませておいたので、新幹線改札もスムーズに通ることができました。
新幹線のホームへ移動し、やまびこ号が到着するのを待ちます。乗車して指定席を探して座りました。

座席は 1番前の席でやや広めに感じました。折りたたみのテーブル(写真にはiPad miniが写っています)やドリンクホルダーもあり、設備は充実しています。JR-EAST のフリー Wifi につながりますがネット速度はやや遅めでした。

目的地の仙台駅まで約 2時間、車窓からの景色を眺めながら、のんびりこの旅の計画を立てるには、ちょうど良いくらいです。
仙台駅

9:38 仙台駅着
定刻通りに仙台駅に到着しました。
この仙台旅、最初の目的地を「瑞鳳殿(ずいほうでん)」と決めました。仙台駅からはバスで向かいます。
「るーぷる仙台」という観光循環バスに乗ると便利だったようですが、後でその存在に気がつきました。

バス停で迷っているうちに「るーぷる仙台」は出発してしまったため、次に早く着きそうな「701 八木山動物公園駅行き」の路線バスに乗りました。
Google マップのルート案内を信じて、橋の手前でバスを降りて、そこから歩き始めました。しばらくすると雲行きが怪しくなってきました。

山に向かって長い階段が続いていて、ちょっとした山道のような道を歩くことになりました。Google マップではこういったことが時々あります。10分ほどなら平気だろうと気にせずそのまま進みました。
途中にお墓がありましたが、明るい時間帯だったこともあり、問題なく通り抜けられました。どうやら裏手側から瑞鳳殿に向かっていたようです。

敷地の中に出ると「正宗山」という表示がありました。
ここまで来ると観光客の姿もがちらほら見えて、「瑞鳳殿」の入口が近いことを感じ取れました。
瑞鳳殿

森から聴こえてくる「ほーほけきょ」というホトトギスの鳴き声に癒されながら階段を登っていくと、瑞鳳殿の入口に着きました。

左手の窓口でチケットを購入し、いよいよ中に入り瑞鳳殿へと進みます。
- 入場料は一般 570 円
※「るーぷる仙台」の1日乗車券を提示すれば、団体料金の360円で入場可能
道中にある「涅槃門(ねはんもん)」は、金色が印象的な美しい門です。

階段をさらに登ると、お目当ての「瑞鳳殿」に着きました。
伊達政宗公の霊屋である瑞鳳殿、金箔をふんだんに使った華やかな装飾はもちろんですが、とてつもなく細かい模様が芸術作品といえるほど素晴らしい美しさに感銘を受けます。周囲の木々に守られているような、特別な雰囲気を感じます。
この他にもいくつかの建物を巡りましたが、順路通りに進めば迷うことはありませんでした。
モーツァルト アトリエ

11:30 ランチ
瑞鳳殿から徒歩 20分ほど、緑に囲まれた隠れ家のようなカフェ「モーツァルト アトリエ」で優雅なランチタイムを過ごしました。
差し込む陽光と森の景色に癒されながら、彩り豊かなワンプレートランチをいただきます。

まるで森の中でピクニックをしているような雰囲気で、女性の心をくすぐる特別な空間です。
とっても素敵な場所で、満足感のある時間を過ごせました。 ただし、自然に囲まれているため、季節によっては虫が気になる場合があります。
宮城県美術館

12:47 美術鑑賞
モーツァルトアトリエから歩くこと 約30分、宮城県美術館に到着しました(※2023年6月下旬〜閉館中)。
宮城県美術館は 2024年 11月 4日現在は、改装工事のため閉館しています。2025年中にオープン予定ですが、詳細時期は未定のようです。
- 常設展料金:一般 300 円
国際センター駅

14:03 地下鉄 国際センター駅
さんざん歩き回りましたが、やっと電車に乗って仙台市内に向かいます。国際センター駅、新しそうな駅ですね。
仙台駅周辺

14:10 仙台駅の周辺散策
仙台駅あたりの市街地を歩いて探索します。ホテルのチェックイン時刻の15:00までもう少し時間があります。商店街も緑が多いですね。さすが杜の都。
歩いているうちに、たまたま並んでいるお店を発見!何だろうと調べて見ると、シーラカンス最中が有名なお店とわかりました。テイクアウトの列なので、列が進むのは早くすぐに購入できました。
づんだ餅 村上屋

仙台に来たら絶対に食べたいと懇願していた「づんだ餅」。調べていた老舗の村上屋に伺います。

小さな店でイートインスペースは狭いですが、運良く空いていたので、席でずんだ餅が入った 3 点セットをいただきます。やっと休憩らしい足休めです。
食べ終わると、ぼちぼちいい時間になったので、ホテルに向かいます。
ANA ホリディ・イン 仙台

15:30 ホテル チェックイン
今回は初めて「ANA ホリディ・イン」シリーズに宿泊します。ANA のスーパーフライヤーズ会員になってから、一度は朝食無料サービス特典を堪能したいと考えていました。
駅から 10 分ちょっと歩くのが、荷物を預ける場合など不便さはありますが、数少ない「ANA ホリディ・イン」滞在を体験しに来たようなもんです。
このまま夕方まで、のんびりホテルスティを楽しみます。
たんや善次郎 別館

19:00 夕食
仙台に来たら食べたい「牛タン」。ホテルから近いお店で調べた「たんや善次郎 別館」でいただくことにします。
店前で気付きましたが、まさに居酒屋といった雰囲気です。あまり私が来ないタイプの飲食店です。数組ほど並んでいましたが、私はカウンターにひとりですぐに席に案内になります。
カウンター席は少し窮屈に感じましたが、牛タンをさっと味わってすぐに戻る予定なので、まあいいかと思い、店に入りました。


牛タンはイメージ通りの味でしたが、味付けがかなり濃いと感じました。居酒屋で酒のつまみのためなのか、仙台の牛タンが濃い味付けなのか、疑問が残ります。
30 分ほどで夕食を済ませてホテルに戻ります。
ANA ホリディ・イン 仙台
19:40 ホテル 休息して就寝
明日の天気予報が小雨なのか曇りなのか?とても微妙なところで、お天気予報をにらみながら明日の計画を練ります。
その後はお部屋でゆっくり過ごし、就寝。
仙台 女ひとり旅 2 日目
仙台 2 日目の朝は目覚めがよくスッキリ起きます。やはりよく歩いた日はぐっすり眠れてスッキリ目覚められるのかも知れません。
ANA ホリディ・イン 仙台 朝食
8:45 朝食バイキング
前半の時間帯は団体客で混み合う予想だと、チェックイン時に伝えられていたため、後半の時間帯を狙ってホテルの朝食バイキング会場に向かいます。たいてい朝一の時間に朝食会場に向かいますが、臨機応変にします。
今回は、初めての ANA スーパーフライヤーズ会員特典を活かして、朝食無料サービスで朝食バイキングをいただきます。
バイキングの内容は、それほど料理の品数は多くはありませんが、味付けは好きなタイプ。コーヒーはお部屋に持って帰れるテイクアウト用カップがあります。食後のコーヒーはテイクアウトして、部屋でゆっくり過ごすのが定番。
欲張ってパンもご飯も食べてしまうので、当然のごとくお腹はいっぱいになります。
10:15 チェックアウト
ANA ホリディ・イン 仙台のフロントでチェックアウト、駅からちょっと距離があるのが受け取りに戻るには面倒ではありますが、荷物のバックパックを預けておきます。
2 日目は松島海岸を楽しむことにします。仙台駅から電車に乗って松島海岸駅へ向かいます。
松島海岸駅

11:10 松島海岸駅 到着
それほど混んでいない電車に乗って松島海岸駅に到着。
松島の景観を存分に楽しむため、遊覧船でクルージングは絶対!と心に決めていたため、松島島巡り観光船で事前予約を済ませておいたチケットをまずは手に入れました。すこし時間を潰せばちょうどいい時間のチケットです。
出航までの時間も、港町の観光スポットを楽しみながら、効率的に過ごすことができます。
仁王丸コース遊覧船の事前割引料金:900 円
※事前予約だと 100 円割引になりました。
松島遊覧船クルージング

12:00 遊覧船 出航
出航の時刻に合わせて、15 分前に乗り場に行きます。すでに並んでいる人は少しいます。
乗るのは「仁王丸コース」で松島からぐるっと周って、また松島に戻ってくる約 50 分の周遊コース。


松島の海に浮かぶ、日本三景を眺めながらのクルージングです。特に印象に残った島(岩?)がこちら。右側の不思議な形のはだんだん削れていっているそうで、いつまで見れるかわからないそうです。
右側・左側と見える島々の説明がほぼ永遠に続く船内ですが、ゆったり過ごせます。
新富山展望台:穴場スポット

松島を散策します。散歩がてら、見晴らしのいい穴場スポットというところを Google マップで探して、向かいます。

たしかに見晴らしがよく、松島の海岸が見渡せます。曇り空で写真はかすんでいますが、目で見るともっと明るく見えています。
松島さかな市場

松島でひとりランチを食べるなら、無難そうな「松島さかな市場」に来ます。1 階で海鮮丼を購入して、2 階の食堂で食べるスタイル。

この日は空いていました。この後もぶらぶらしながら、日本庭園らしい庭園の園通院を見つけて向かいます。
円通院

瑞巌寺の塔頭寺院である円通院は、とても風情のある日本庭園。手入れが行き届いていて美しいと感じました。写真撮影を楽しみながらゆっくり歩いて見学します。

四季折々の花々が咲く庭園は、いつ来ても楽しめそうですね。この日は薔薇が咲き誇っています。晴れ間のおかげで明るい写真が撮れます。
松島駅から電車で仙台駅に戻り、ANA ホリディ・イン仙台まで歩いて荷物を受け取りに向かい、次に泊まるホテルまで再び歩いて向かいます。
天然温泉 杜都の湯 御宿 野乃 仙台

15:50 チェックイン
2 日目のお宿は「御宿 野乃 仙台」、お気に入りの和風ドーミーインの御宿 野乃シリーズのホテル。
御宿 野乃仙台:和風ドーミーインの宿泊記ブログ&レビュー
御宿 野乃仙台に、仙台ひとり旅を楽しみに泊まったときのレビューを含む宿泊記。ドーミーイン系列の和風プレミアムホテル「御宿 野乃」ブランドは東北初!広瀬通沿いで繁華街や観光地までのアクセス良好なホテルです。泊まって撮ってきた写真と感想をお届けします。
ハムステッドティールーム:スコーン

もう夕方、スコーンの世界でマツコデラックスにより紹介された「Hampstead Tea Room(ハムステッドティールーム)」のスコーンが食べたいと訪れます。

とても高さがあって、ふかふかのスコーンでした。ふわほろとした食感をしっかりと味わえました。
スコーンが大好きなので、機会があれば食べに行きたいと思っていたので念願叶いました。
夕食がスコーンという状況になりましたが、ひとり旅ですので自分の好きなようにすれば OK です。
(御宿 野乃には夜食に夜鳴きそばがある)
天然温泉 杜都の湯 御宿 野乃 仙台
ホテルに戻って、温泉に浸かり、ゆっくり過ごして就寝します。
御宿 野乃で食べるのを楽しみにしていた夜鳴きそばの提供時間を過ぎてしまい、今回は食べられず…次回こそ!
(本当にスコーンが夕食になってしまう・・)
夜鳴きそばの提供時間はチェックイン時にカードキーと一緒にもらう紙に記載があります。
仙台ひとり旅 3 日目
天然温泉 杜都の湯 御宿 野乃 仙台

9:10 朝食
朝食付きの予約で、ホテル朝食。御宿 野乃の特徴である自分で作る海鮮丼はもちろん、サラダや小鉢にデザートまでしっかりいただきます。
11:55 チェックアウト
12時チェックアウト直前までホテルの室内でのんびり過ごします。
※御宿 野乃のチェックアウト時刻は基本は 11 時ですが、予約プランによって変わります。
というのも、あいにくの雨となり、仙台市街地をぶらぶらして帰る計画にしたからです。
カフェ・ド・ギャルソン

12:15 昼食
カフェ・ド・ギャルソンは偶然見つけた隠れ家的なカフェですが、パリを思わせる洗練された空間が広がります。窓から外に広がるけやき並木の景観も素敵。
女性一人でもゆったりと過ごせる素敵なお店です。特にサンドイッチは、厳選された食材と丁寧な手仕事が光る一品で、カフェ利用以上の満足感が得られます。

もし、自宅の近くにこんなカフェがあったら通ってしまいそう
せんだいメディアテーク

13:15 探索
近代的な建物が目を惹きます。有名な「ケヤキ並木」の道沿いにあります。ケヤキの木はとっても背が高くて見上げると圧巻です。
展示を見て回って、図書館のベンチでちょっとだけ足を休めます。
AER 展望テラス

14:15 屋内展望スポット
仙台市内を 31 階から見渡せる無料の展望スポットに行ってみます。曇り空で写真がかすんでいます。

仙台の街並みをざっと見渡せる無料スポットは貴重ですね。
イタリアン・トマト 仙台名掛丁店

14:40 スイーツ
仙台の中心商店街・名掛丁散策中に見つけた老舗カフェチェーン「イタリアン・トマト 仙台名掛丁店」。
太いろうそくのような形の独創的なケーキ「キャンドルケーキ」が可愛らしくてたまらない。ホワイトチョコレートでコーティングされた中身はショートケーキ。見た目の美しさだけでなく、味も確かな一品で、ちょっとした休憩にぴったりです。
仙台駅
15:30 仙台駅
やや早めの時間に仙台駅に来ます。
仙台駅の地下のお土産を物色します。宮城県で使えるクーポンが少し残っていたので、おまんじゅうなどを購入して、新幹線のおやつにします。
もう旅の帰路。初夏の 5 月末〜6 月の 2 泊 3 日におよぶ、仙台ひとり女子旅は終わりを迎えます。
帰りも新幹線「やまびこ」で東京の上野駅まで戻ります。
新幹線チケット情報
- 列車名:やまびこ148号(東北・北海道新幹線)
- 区 間:仙台(16 時 34 分)→ 上野(18 時 30 分)
- 設 備:指定席
- 割引等:トクだ値 10%OFF
- 支払額:9,600 円
仙台の旅を終えて感想
仙台は東京から新幹線で 2時間という好アクセスながら、豊かな自然と歴史、現代的な都市機能が見事に調和した魅力的な街です。女性ひとり旅でも安心して観光できる環境が整っており、週末利用にもぴったり。ぜひ皆さんも、心温まる仙台の旅を体験してみてください。
いままで東北地方は青森県にしか行っていませんでしたが、これで宮城県も上陸できました。
日本三景の松原も見えて、これにて日本三景(松島、天橋立、宮島)の 3 ヶ所コンプリートも果たせました。
寒いのが苦手なので、暖かい時期にまた東北の他の県も旅してみたいと新たな願望を胸にしました。
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