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女ひとり旅におすすめの格安LCC3社:実際に乗ってわかった快適ポイント

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ANAのSFC(スーパーフライヤーズカード)を取得してからも、私はLCCをよく利用しています。
マイルを貯める旅も好きですが、“軽やかに飛ぶ自由さ” がLCCにはあります。

「少し遠くまで行きたいけれど、コストは抑えたい」
そんな旅のときに、LCCは最高の選択肢です。

ここでは、実際に複数回搭乗した中で
「女ひとり旅でも快適に利用できた」と感じたおすすめLCC3社 を紹介します。

LCC比較:3社を選んだ理由

項目ジェットスタータイガーエア台湾スクート
路線網国内・国際ともに豊富東アジア中心東南アジア中心
遅延率少ない(非常に安定)普通やや多いが対応◎
サービス必要十分で明快シンプルで親しみやすい明るくフレンドリー
雰囲気清潔・安心感ありカジュアルで楽しい旅気分を盛り上げる
価格国内最安級国際線が安いセール時の値下げ幅◎

LCCといっても、それぞれに個性があります。
単に「安い」だけでなく、快適さ・安心感・人の温度が大きく違うのです。

1位 ジェットスター(Jetstar)

クイーンズタウン空港のジェットスター

オーストラリア・メルボルン発のLCCで、
日本でも国内線シェアNo.1を誇るほどの人気。

私はこれまでに、日本・オーストラリア・ニュージーランドなどで十数回搭乗しましたが、
10分以上の遅延がほぼゼロ。
LCCとは思えないほどの安定運航です。

東京〜九州を片道2,870円で飛んだときの衝撃は今でも忘れません。

座席も比較的ゆったりしており、機内の清潔感も◎。
ANAやJALの丁寧さには及ばないものの、コスパ・信頼性のバランスは抜群です。

搭乗レポートはこちら

ジェットスター搭乗記
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2位 タイガーエアー台湾(TigerAIR Taiwan)

タイガーエア台湾の夜の飛行機

台湾発のLCCで、東アジア方面の旅に強い航空会社。
私は台湾〜日本、台湾〜セブ島の路線で利用しました。

座席のヘッドカバーに描かれたトラのキャラクターがかわいく、
機内全体がどこか明るい雰囲気。

小型機特有の揺れはあるものの、
スタッフの親しみやすさと清潔な機内で、不安はほとんどありませんでした。

LCCらしい“近距離を軽く飛ぶ旅”を楽しみたい人にぴったり。

3位 スクート(Scoot)

スクートの飛行機

シンガポール航空グループのLCC。
日本〜台北〜バンコクなど、東南アジアを中心に就航しています。

バンコク行きで5時間の遅延がありましたが、
その際に1,000円分の食事券を配布してくれるなど、誠実な対応が印象的でした。

座席はやや狭いものの、明るい機内とクルーのフレンドリーな笑顔が魅力。
深夜便でも安心して眠ることができました。

「格安でも、旅を楽しむ気持ちは失いたくない」
そんな人におすすめのLCCです。

番外編 バニラエア(Vanilla Air)

バニラエア 飛行機

かつて日本〜香港便で利用しました。
座席の硬さが少し気になったものの、運賃の安さと手軽さは魅力的でした。

現在はPeach Aviationに統合されており、
路線によってはPeachブランドで再就航しています。

Peachは、アクセスの良いターミナルと清潔な機内で人気上昇中。
LCCの「使いやすさ」を引き継いだ存在です。

LCCの上手な使い方と注意点

◎ メリット

  • 圧倒的な価格の安さ
  • セール時は大手航空の1/5以下も
  • 旅の回数を増やせるコスパの良さ

△ デメリット

  • 予約変更やキャンセルがしづらい
  • 遅延率が高い傾向がある
  • サービスはオプション料金制
  • 国際線では日本語スタッフがいない場合も
  • LCC専用ターミナルが遠いことがある

ただ、工夫次第でこれらは十分カバーできます。

例:クレジットカードの旅行保険を確認しておく/早めに空港に到着して余裕を持つ など。

予約変更やキャンセルがしづらい

LCC 各社ごとに対応がまちまちですが、予約変更に手数料が掛かったり、予約変更不可だったりすることもあります。キャンセルの払い戻しがないこともあります。

現実に私がやらかして変更手数料$75 を支払いました。

ジェットスターの荷物預け入れ締切に遅れ、予約変更に75$支払い

シドニー空港でジェットスター登場時の失敗体験談です

ジェットスターの荷物預け入れ締切に遅れ、予約変更に75$支払い

ただ、病気や親族の不幸などやむを得ない事情によるキャンセルは、支払いに使ったクレジットカードの保険で保障されていることもあります。予約して支払う時のカードの保険は事前に確認しておきましょう。

フライトの遅延率が高い傾向がある

また、ANA や JAL などの一般航空会社と比べて、LCC は遅延率が高いです。
だからこそ、スケジュールには少し余裕を持たせるのがおすすめです。

乗り継ぎや現地での予定を詰め込みすぎると、思わぬ遅延で慌てることも。
私はいつも、到着日の夜は「軽めの予定」か「何もしない時間」を入れています。
そうすることで、旅の始まりがぐっと穏やかになります。

サービスはオプション料金制

LCCでは、必要なサービスを自分で選んで追加できる「オプション制」が一般的です。
受託手荷物や機内食、座席指定などはすべて有料で、必要な分だけ支払う仕組み になっています。

安さを重視してLCCを選ぶなら、サービス代はできるだけシンプルに。
たとえば短距離フライトなら、機内食を頼まずに軽めのスナックを持ち込む だけでも十分です。

国際線は日本語対応スタッフがいない?

LCCの国際線では、日本語を話せる客室乗務員がいないこともあります。
最初は少し不安に感じるかもしれませんが、実際には心配いりません。

機内で乗務員と会話する場面はほとんどなく、
飲み物や軽食を注文するときも、紙のメニューを指差すだけで伝わります。

身振りや笑顔で十分に通じますし、
むしろ「旅をしている実感」が少し増す瞬間かもしれませんね。

ターミナルが遠いことがある

LCC はターミナルが遠いことが多いです。
空港に着いたと思ったら、そこからチェックインカウンターまで 15 分歩くなんてこともあります。

小さな空港だと、ターミナルが遠いというデメリットがないこともあります。

小さな空港ではLCCが便利

ケアンズ空港/クイーンズタウン空港などは、
LCCターミナルもメイン棟に近く、移動がスムーズです。

女ひとり旅でLCCを選ぶときのコツ

  • 深夜到着・深夜出発便は避ける(治安・交通面で不安)
  • 予約前に空港アクセス時間をチェック
  • 価格・到着時間・安全性のバランスを見る

LCCは「安さ」だけでなく、「安心して旅を楽しめるか」も大切。
初めて行く国では、夜間便よりも昼到着の便を選びましょう。


まとめ:LCCは“旅を軽くしてくれる翼”

ANAのSFCを持っていても、LCCを使う理由があります。
必要な快適さを残して、ムダを削ぎ落とした自由さ。

LCCを上手に使えば、旅のハードルがぐっと下がります。
浮いた予算でホテルをアップグレードしたり、現地のカフェでゆっくりしたり。

「LCCなら行けるかも」
その一歩が、次の旅の扉を開くきっかけになるかもしれません。

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著者のプロフィール画像
上月 涼羽
Suzuha Kozuki

ひとり旅好き。国内外をひとり旅しながら、役立つ情報をブログで発信中。ANAのSFC有り。東京在住。

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