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女ひとり旅に持っていくのはバックパック?それともスーツケース?旅ごとに選ぶコツ

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ひとり旅の荷物って、毎回ちょっとだけ悩みますよね。 身軽に動きたい気持ちと、「一人だからこそ不安で、あれもこれも持っておきたい」という気持ちのあいだで揺れてしまうものです。

バックパックか、スーツケースか。 ひとり旅では、この選択で迷うことが本当に多いと思います。

どちらが正解かは、行き先・気候・滞在スタイルによって毎回変わります。 これまで国内外をひとりで旅してきた経験からいうと、 「どちらが良いか」ではなく、その旅ごとに選び分けるほうがずっと楽でした。

ここでは、2019年から今までにいろいろ試してきた中で感じた バックパックが合う旅スーツケースが合う旅の実感 を、できるだけ等身大でまとめていきます。

バックパックの場合

バックパックの旅

国内旅行はバックパックが快適

日本国内のひとり旅なら、バックパックが最も身軽でストレスがありません。
道は整備されているし、コインランドリーもそこらじゅうにあります。ホテル内にランドリーがあるところも多く、着替えは2日分あれば十分。

実際、私は2週間の国内旅をバックパックで過ごしたことがあります。
身軽に動けるというだけで、旅の自由度がぐっと上がるんです。

急に寄り道したくなったり、人の多い駅でエスカレーターが混んでいたり… そんな時に「ヒョイッ」と背負って動けるのは思った以上に便利です。

常夏の国・東南アジアはバックパックが楽

バックパックの強みが発揮されるのは、東南アジアや常夏エリアです。

理由はシンプルです。

  • 道が舗装されていない場所が多い
  • エレベーターやエスカレーターがあまりない
  • スーツケースを転がしにくい場面が多い

階段が多い場所では、持ち上げるだけで疲れてしまいます。

そして、女性ひとり旅で地味に困るのが「トイレ問題」。 東南アジアでは、スーツケースを個室内に持ち込めないトイレが普通にあります。

「外に置いたまま入るのは不安…」
そう思う場面が多く、私は毎回バックパックごと個室に入っていました。多少狭くても、自分の荷物を目で見ていられる安心感は大きいです。

スリや置き引きが多い地域では、荷物を常に自分のそばに置けるというのは大事なポイント。
結果的に、東南アジアではバックパックの方がずっとストレスが少なかったです。

1ヶ月の留学もバックパックでOK

過去にフィリピンのセブ島に1ヶ月滞在したときも、バックパックひとつでした。

常夏の気候なので、服が軽くて済みます。Tシャツとジーンズ、薄手のワンピースを数枚。
それだけで荷物は想像以上にコンパクトになり、バックパックの7kg以内にきれいに収まりました。

常夏は正直、バックパック天国です。

LCCで節約したいならバックパック

LCCを使うことが多い人ほど、バックパックのメリットを感じるはず。

  • 機内持ち込み(7kg)で済む
  • 荷物を預けないので追加料金なし
  • 荷物受け取り待ちがゼロ
  • 乗り換えやトランジットがラク

キャビンゼロのようなフルオープンできるバックパックは荷物整理がラク。
私は28Lを使っていますが、荷物が増えそうな旅なら36Lが最適です。
どちらも機内持ち込みサイズです。

体力に自信がないなら無理しないのも大事

とはいえ、バックパックはずっと背負いますので、体力に自信がないと「重い…」と感じることもあります。 私も最初はそうでしたが、歩く習慣がつくと自然に慣れてきました。

逆に、階段をスーツケースごと持ち上げるほうが辛く感じるようになり、 「バックパックのほうが楽だな」と思う場面のほうが増えました。

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スーツケースの場合

スーツケースと荷物

先進国や冬の旅にはスーツケース

スーツケースが向いているのは、服がかさばる旅先や、物価が高い国。 私はオーストラリア・ニュージーランドを旅したときはスーツケースでした。

  • 物価が高いので「現地調達」のコストが高い
  • 道が整備されていてスーツケースが転がしやすい
  • 冬服はどうしてもかさばる
  • 写真撮影用の機材が1kg以上ある

特に、冬のシドニーに行ったときは、重ね着が必須でした。 厚手の服が増えると、さすがにバックパックには収まりません。

冬服はかさばる=バックパックが不向き

私は寒がりなので、
冬〜春先のシドニー滞在では「重ね着できる服」が必須でした。

長袖やニット類は想像以上にかさばります。
バックパックには到底入り切らず、スーツケース一択でした。

現地物価が高い国は、備えを日本から

オーストラリアは日用品がかなり高め。
日本で普段使っているスキンケアや衛生用品も割高に感じました。

スーツケースだと空きスペースに日用品をしっかり詰められるので、
「必要な物を現地で高く買う」ことも防げます。

カメラ機材を持つならスーツケースが安心

私の旅の相棒はカメラ。
ミラーレス1台+レンズだけで1kgを超えてしまうこともありました。

さらにバックパック自体も約1kg。
LCCの機内持ち込み7kgルールを考えると、

カメラを持つ時点でバックパックは重量的にかなり厳しい
ということになります。

一方、スーツケースなら中に機材をきれいに配置できて、移動中に負担がかかりません。 私はRIMOWAの軽量モデルを愛用していますが、体感の疲れ方が全然違います。

最近は軽量カメラを持ち歩くようになりました

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片手で撮れる小さなカメラ GR IIIx。構えずに撮るから、旅の空気がそのまま写る。写真というより、気配を残すための道具。

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旅かばんは「行き先・季節・目的」で選ぶ

旅かばん選びに絶対の正解はありません。その旅で何を大事にしたいかで変わってきます。

私は「絶景を撮る」ことも旅のテーマなので、
カメラ機材が必須=荷物が増えがち。

そのため、

  • 常夏 → バックパック
  • 冬・先進国 → スーツケース

というふうに、ケースバイケースで使い分けます。

ひとり旅をより快適にしたいなら、
どちらかを固定するのではなく、旅ごとに選ぶのがいちばんです。

LCCで節約したいならバックパック旅もおすすめ。身軽さは旅の自由度をぐっと広げてくれます。

最終的には、
「その旅をどう過ごしたいか」 「荷物に何を入れたいか」
で選んでみてくださいね。

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著者のプロフィール画像
上月 涼羽
Suzuha Kozuki

ひとり旅好き。国内外をひとり旅しながら、役立つ情報をブログで発信中。ANAのSFC有り。東京在住。

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